鹿嶋市 神栖市 動物病院

予防医療
狂犬病予防

人獣共通感染症(哺乳類全てに感染する病気)であり、発症すると人間もワンちゃんも100%死亡する怖い病気です。そのため国を守るために狂犬病予防法という法律があり、ワンちゃんを飼うと生後91日以降に一生に一度の登録と1年に1度の接種が法律で定められています。市町村からの通知とともに4月~6月、または9月~11月のいずれに接種しましょう。

避妊・去勢

全身麻酔をかけ、卵巣(子宮)または精巣を取り除く手術です。不妊手術を行うことで様々な病気を予防することができ、発情期の行動での飼い主さまのストレスも軽減できます。

[去勢手術]

性格が穏やかになり、攻撃性の低下が期待できます。
犬のマーキング行動と猫のスプレー行動が抑えられます。(尿をあちこちに吹き付ける行為)縄張り意識が減り、喧嘩が少なくなります。
精巣・前立腺の病気など予防になります。

[避妊手術]

望まない妊娠を防ぐことができます。
乳腺の腫瘍、子宮・卵巣の病気予防になります。(子宮蓄膿症・卵巣腫瘍など)
発情時の煩わしさ(鳴き声)が軽減されます。
犬は発情出血がなくなります。

フィラリア予防

フィラリア症とは肺や心臓に寄生虫が住むことで、咳や呼吸困難、腹水、血尿といった症状が出る病気です。
この寄生虫は蚊が吸血することによって動物から動物へと感染していきます。昔はこの病気で多くのワンちゃんが亡くなっていましたが、毎月予防薬を投薬することでほぼ100%防ぐことができます。
また、近年ではネコちゃんでもフィラリア症が認められていますので、ネコちゃんを飼われている方も予防することをお勧めします。当院では5月~12月までの予防を推奨します。5月までにフィラリア抗原検査も行うことができます。ご不明な点はお気軽にお問合せください。

予防スケジュール
健康診断

犬や猫は、人間に例えると1年で4歳ずつ歳をとると言われています。
1年に1回の健康診断をしっかり受けていても、人に換算して4年に1回の健康診断と同等になってしまうため、当院では少なくとも半年に1回の健康診断をおすすめしております。

[健診内容]

視診、触診、聴診に加えて、血液検査、尿検査、便検査、レントゲン検査、超音波検査など、複数の検査で体の状態をチェックしていきます。年齢や飼い主さまのご希望に応じて健診内容を組み合わせることが可能ですので、お気軽にご相談ください。

ノミ・ダニ予防

ノミやダニは身近にいる皮膚の寄生虫です。
皮膚に寄生するため痒みや皮膚病が生じるのはもちろん、その他の病気(バベシア症、ネコひっかき病、サナダムシなど)を運んできたり、大量寄生により貧血を生じることもあります。ノミ・ダニは冬場でも活動しているため、年間通しての予防が必要となります。また、外出しなくても人の靴などにくっついて屋内に入ってくるため、散歩をしないワンちゃん、ネコちゃんにも予防をお勧めします。
近年、マダニが媒介する感染症(重症熱性血小板減少症候群/SFTS)で、人での死亡例が報告されています。
多くが、中部以南で報告されているので、関西地方では特に注意が必要です。気温が16℃以上になると活発に活動しだすので4月頃~11月頃を目安に予防しましょう。動物を予防することで、私たち人間の病気の予防にも繋がります。気温が16℃以上になると活発に活動しだすので4月頃〜11月頃を目安に予防しましょう。また、当院でのトリミングやペットホテル等をご利用の際は必須となります。

混合ワクチン

狂犬病以外の身近に存在する病気(ジステンパー、パルポ、アデノウイルス感染症など)を予防してれるワクチンです。いずれの病気も一度発症してしまうと、治療が難しく命の危険も伴うため必ず接種するようにしましょう。ワクチンの種類によって予防できる病気の種類が異なります。ワンちゃんでは6種~8種、ネコちゃんでは屋内飼育の子は3種、屋内外飼育の子には5種のワクチン接種を推奨しています。
また、フェレットは2種(ジステンバーウイルス、パルボウイルス)を接種可能です。